「毒を売る女」島田壮司

島田壮司さんの「毒を売る女

毛色の違う8つの作品が収められた短編集。

表題作の「毒を売る女」は、我が家にも幼稚園児がいて、いろんなママがいるんだなというのは日頃から感じていたので、表題作で描かれている幼稚園のママ友の妬みや攻防はちょっとリアルで怖かったです。 

「糸ノコとジグザグ」は、"演説病の先生" として、島田壮司先生の作品ではおなじみの御手洗潔が登場します。タイムリミットがある作品でハラハラさせられます。

いろいろな作品が読めてお得感があるものの、個人的には「ガラスケース」以降の5つのお話はあまり合わなかったかも・・・