「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」今村 翔吾

今村 翔吾さんの「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)」。

江戸時代の火消しを題材にした時代小説。主人公の松永源吾は「火喰鳥」の異名を持ち、かつて、江戸随一の火消しの評価を得ていた。

しかし、過去の火事が原因で火消しを離れ、浪人暮らしとなってしまう。そんな彼が、藩から火消しを再建するように依頼され、少ない資金で仲間を集めることに・・・。

 

男気あふれる主人公の源吾をはじめ、力士、軽業師、学者・・・と、その男気に魅せられて集まった個性的な仲間たちもまた魅力的に描かれています(しっかりものの奥様も、とても素敵です)。 

主人公の人柄や熱意や、役人たちや町の人など多くの人を巻き込んで世の中を変えていく姿に感動しました。シリーズもの(12冊?)らしいので、少しずつ続きを読んでいきたいと思います。