2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)。 大学の新入生 椎名は、引っ越してきたアパートの隣に住む "河崎" と出会い、本屋から広辞苑を強奪する手伝いをすることに・・・ 語り手の異なる、現在と2年前の2つの話が同時進行し、意外な…

「月の砂漠をさばさばと」北村薫

北村薫さんの 月の砂漠をさばさばと (新潮文庫) 母親と娘の日常のほのぼのとしたユーモアあふれるやり取りと、おーなり由子さんおやさしい挿し絵が相まって、温かい気持ちになります。 子ども向けかもしれませんが、林家たい平さんや又吉さんもお気に入りら…

「ロジカルライティング」照屋華子

照屋華子さんの ロジカル・ライティング (BEST SOLUTION―LOGICAL COMMUNICATION SKILL TRAINING) プレゼンなどの提案資料や報告書に限らず、日常のメールなど、日本語できちんと書くシーンは山ほどあります。 しかし、ライティング技術を学ぶ機会は無かった…

「深紅」野沢尚

野沢尚さんの 深紅 (講談社文庫) 修学旅行中に家族を惨殺され、一人残された少女の心情の描写や、犯人が犯行に至る動機を述懐する描写が巧みで、双方の気持ちがわかる分、序盤から胸が苦しくなります。 12年後、少女は犯人に自分と同い年の娘がいることを知…

「とんび」重松清

重松清さんの とんび (角川文庫) 不器用な父親が見せる奥さんや息子への愛や、親子を見守る周囲の人達の暖かさに感動しました。とにかく泣けます(テレビドラマ版もお勧めです)。 忙しさにかまけて、自分は子どもと向き合えて無いのでは?とか、色々考えさ…

「アイデアのちから」チップ・ハース

チップ・ハースさんの アイデアのちから。 記憶に焼き付くアイデアの六原則について解説していて、プレゼンする機会の多い社会人/学生さんにはとても有益な本だと思います。 単純明快である 意外性がある 具体的である 信頼性がある 感情に訴える 物語性があ…

「ホワイトラビット」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの? ホワイトラビット(新潮文庫) 。 「このミステリーがすごい!第2位」 「週刊文春ミステリーベスト10 第3位」 と、あったのですが、直前に読んだ「マリアビートル」と比べるとだいぶ薄味な印象(プリングルスとうす塩くらいの差)。終盤に…

「天上の葦」太田愛

太田愛さんの 天上の葦 上 (角川文庫) 渋谷のスクランブル交差点で絶命した老人が空を指さしていた意味とは・・・ 「犯罪者」、「幻夏」で活躍した、鑓水、修司、相馬の三人が、1,000万の報酬がかかったその謎に挑みます。 ボリューム満点ですが、最後まで飽…

「マリアビートル」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの マリアビートル (角川文庫) 。 人をコントロールすることに長けている邪悪な中学生(王子)と、個性的な殺し屋達との攻防が新幹線という時間的な制約もある密室で繰り広げられます。 更に、意外な人物が参戦し・・・ それぞれの殺し屋のキ…

「AX」伊坂幸太郎

伊坂幸太郎さんの AX アックス (角川文庫)。 ユーモア(と夫婦円満の為の知恵)を散りばめつつ、恐妻家の殺し屋が描かれているゆったりとした前半から一転、2/3を過ぎたあたりから大きく話が展開します。 面白いだけでなく、死や家族愛についても考えさせ…

「ナオミとカナコ」奥田英朗

奥田英朗さんの ナオミとカナコ (幻冬舎文庫) 。 DVに苦しむ親友を助けるべく、完全犯罪を目論むが・・・ 前半はナオミ視点、後半はカナコ視点で話が展開するのですが、後半のカナコさんの心理描写や、取り巻く人々の言動にハラハラドキドキ。「生きた心地が…

G検定対策のおすすめ書籍!

G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL2020#2)に合格しました! 合格したものの、公式テキストで勉強すれば万全!・・・という感じでもなかったので、自分が試験対策で使って有効だったと思う書籍などを紹介させて頂きます。 まず、公式テキストとされてい…