2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「データ分析のための数理モデル入門」

今回は小説ではなく、技術解説書の「 データ分析のための数理モデル入門 本質をとらえた分析のために 」 データ分析やモデルについて俯瞰して書かれており、概要を広く理解できます(個々のお話はそんなに深くはないです)。 また、モデル作成時の注意点やノ…

「カエルの小指」道尾秀介

道尾秀介さんの「 カエルの小指 」。 前作「 カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) 」から10年以上経った世界。詐欺師から完全に足を洗った武沢は実演販売士として真っ当に生きていた。 そんなある日、謎の女子中学生が現れ…

「風が強く吹いている」三浦しをん

三浦しをんさんの「 風が強く吹いている 」 箱根駅伝には全く興味がなかったのですが、三浦しをんさん原作の映画を観たことをきっかけに読みました。読んで良かった! 陸上への興味も、経験も無い素人同然の大学生達が、ある一人の情熱によって箱根駅伝を目…

「透明人間の納屋」島田荘司

島田荘司さんの「 透明人間の納屋 (講談社文庫) 」 。 孤独な少年ヨウイチが唯一心を許し、尊敬する人物である、隣人の真鍋さん。彼は、透明人間が存在すること、そして、納屋で透明人間になる薬を作っていることをヨウイチに告白する。 そんなある日、密室…

「異人たちの館」折原一

折原一さんの「 異人たちの館 (文春文庫) 」 2018年本屋大賞発掘部門「超発掘本!」 樹海で見つかった白骨死体。近くに落ちていた免許証から、失踪した小松原淳と推定された。それでも、淳の母は息子の帰還を信じて、売れない作家志望の島崎に息子の伝記の執…

「龍神の雨」道尾秀介

道尾秀介さんの「 龍神の雨 」。大藪春彦賞受賞作。 実の親を事故や病気で両親を失った、継父と暮らす兄妹と、継母と暮らす兄弟の2組の兄弟を描くサスペンス。 不遇な境遇の中で、ちょっとした勘違いや思い込みで、人を傷つけてしまったり、罪をおかしてしま…

「月と蟹」道尾秀介

道尾秀介さんの「 月と蟹 」。第144回直木賞受賞。 鎌倉を舞台にした、小学生が主人公の物語。 転校してきたクラスに馴染めない、2人の小学生。二人は次第に、秘密の隠れ家で一緒に過ごすように。 隠れ家でヤドカリを神様に見立てたお祈りの儀式を行ううちに…