「カラスの親指」道尾秀介

借金を肩代わりしたことをきっかけに人生が狂ってしまい、もう、損な生き方はしないと、詐欺師として生きる道を選んだ武沢。同じように、借金取りに追われ、家族を失った相棒のテツ。
自分が解散に追い込んだ借金取りの組織からの報復に怯えながら、素性を隠して暮らしていたが、ある日、たまたま出会った3人と共同生活をすることに。
そして、共通の敵である組織をペテンにかける計画を立てるが・・・
ラストのどんでん返しにはすっかり騙されました。伏線はたくさんあったのに、全然気がつきませんでした。
優しさ溢れる壮大なペテンで、爽やかな読後感です